
たまたま東福寺へ行ったら、法堂、東司と三門の公開期間でした!
何度もみてるけど、東福寺大好きなのでめちゃうれしい!
何回かに分けて東福寺特集(笑)

摂政九條道家が、奈良における最大の寺院である東大寺に比べ、
また奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で、
「東」と「福」の字を取り、京都最大の大伽藍を造営したのが慧日山東福寺です。
嘉禎2年(1236年)より建長7年(1255年)まで実に19年を費やして完成しました。

東福寺は紅葉が有名ですが、桜の木がないその理由は?
東福寺の画僧・吉山明兆が室町幕府第4代将軍の足利義持に絵を献上した褒美として望みを尋ねられ、
明兆は「修行の妨げとなるから、境内にある桜を伐採してほしい」と答えたそうです。
それを聞いた義持は感激し、桜をすべて伐採させたと伝えられています。600年前のことです。
相次ぐ火災のために、何度も修復を繰り返し、大正6年(1917年)より
本堂(仏殿兼法堂)の再建に着工,昭和9年(1934年)に落成。明治23年(1890年)に方丈、
同43(1910)年に庫裡も再建されたとのこと。ですので天井の龍雲図は比較的新しいのですが、
それを感じさせない、鎌倉・室町時代からの重要な古建築に伍して、現代木造建築物の精粋を
遺憾なく発揮されています。東大寺のように大仏様もあったようですが、焼失し、今は手だけが残っています。

法堂天井の堂本印象画伯の蒼龍図は私の1番好きな龍図!わずか17日間でかきあげたそう!ご本尊の釈迦如来像。国重要文化財。
名前の上についている「恒世 印象」というサインは堂本画伯が出来栄えに納得した絵に付けられたそうです!
(撮影は禁止です。公開期間でないときも外からのぞくことができます)