報恩寺 鳴虎

2月 22, 2022temple, 神社仏閣

鳴虎原本は、寅年の正月3が日のみに公開される大変貴重な作品です。

「鳴虎図」は明の時代、寧波出身の画家、中国の画人・四明陶佾しめいとういつによって描かれ、絵はその後日本に渡り、

1501年に後柏原天皇から報恩寺に下賜(かし)されたとされる。

豊臣秀吉が気に入って聚楽第に持ち帰ったが、夜になって鳴くので寺に返された、という伝説があるそうです。

左右、見る方向によって体の長さが変わる。毛が1本1本描き分けられ、質感がリアル!後ろに描かれた松の木とカワサギ。

カワサギは「カチカチカチ」と鳴く事から縁起が良い物と秀吉が気にいった理由とも言われてました!

武将・黒田長政の宿舎と伝えられ、長政が息を引き取った部屋も残っており、

黒田官兵衛と長政の位牌が安置されている。

平安時代作で国の重要文化財にも指定されている梵鐘は、応仁の乱で陣鐘に使われたと言われている。

鐘を撞くのをやめて現在でも、大法要と除夜の鐘以外では撞かれることがないとのこと。

京の冬の旅で非公開文化財特別公開中!1期1月8日(土)~16日(日)/2期1月17日(月)~3月18日(金)

HPはありません。住所 京都市上京区小川通寺之内下ル射場町579 

地下鉄「今出川」下車徒歩約10分 市バス「堀川上立売」下車徒歩約2分